パソコンのある風景|パソコンスクール庚壬塾(こうしんじゅく)

筑紫野市、小郡市のパソコンスクール庚壬塾(こうしんじゅく)塾長のブログ

日記・コラム・つぶやき

花盗人

こんにちは。筑紫野市、小郡市のパソコン教室 パソコンスクール庚壬塾(こうしんじゅく)の金丸です。

今朝はとても悲しいことがありました。出勤してきたら、教室の玄関の長方形のプランターが1つ、まるごとなくなっていました。
写真の、花台の一番上においてあったものです。向こう側に、白いベゴニアの鉢が見えていますが、その隣にピンクのベゴニアの鉢を置いていたのです。

2016-11-08-08-44-27教室の玄関脇には、こんな風にたくさんのプランターを並べていますが、元々は、立派な花台を教室の玄関脇にお客様が作ってくださったので、思い切ってたくさんの花の鉢植えを置くことにしたのが始まりでした。
たくさんの花で、お客様や、駅までの道を通っていかれる近隣の皆さんに少しでも楽しんでいただければと、思っていました。
実際、教室のドアを開けるときに、一度花をゆっくり見てから入ってこられる方も多いですし、近隣の方で、たまに見てくださる方もあるようで、いつだったかは「写真撮らせてもらっていいですか?」とダリアの花をスマホで撮って帰られました。

実は私自身は、それほど若いころから花に関心があったわけではありませんし、今でもあまり詳しいということもありません。
お花が好きな、かわいらしいキャラの女性でもないです(笑)
ただ、スタッフがまめに植え替えてくれたりするので、せめて私にできるのは枯らさないように世話をすることだな、と盆や年末年始の長期の休みの日も花の水やりだけのために出勤したりして、世話をしてきました。それでも枯らしてしまうこともけっこうありますけど。
でも、世話をしていると、どんどん、にぎやかに咲いてくれるようになるのを日々みていくのは楽しいものです。

花盗人は罪にならない?

狂言の、人気のある演目に、「花盗人」というのがあります。
あるお屋敷の庭に、見事に咲いた桜を盗みに入った男が、捕らえられたところで、桜の花が詠まれた古歌を次々引用して、古来から桜の枝は折ってもよいものとされている、などと自己弁護して、歌を一首詠み、その風流さに罪を許されました。

しかし、当然ですが、現代では、花盗人は罪です。

持って行かれた鉢は、ピンクのベゴニアでした。それほど高価な花ではありません。
ベゴニアは育てるのも割と容易ですし、一度咲けばどんどん新しい花が咲いて、長く楽しませてくれます。
でも、罪を許されるとか、許されない、という問題ではなくて、育てたり、世話をする楽しみを放棄して、「盗んだ花の鉢を家の玄関に飾る」だけで、本当にその人はその花で心が和むのでしょうか。

どんな気持ちで、盗んで持って帰ったプランターを眺めるられるのでしょうか。

少しスピリチュアル的なお話になってしまいますが、以前、「花の声が聞こえる」という方とお話したことがあります。

花は、本当に、心から、自分を見ることで人に幸せになってほしい、楽しんでほしい、と思って咲いているのだそうです。

きっと、その人のお宅でも、花は人の幸せを願って咲いてくれることと思います。

その花をきっかけに、これからは、自分でイチから育ててみよう、って思ってくださるとうれしいですね。
やっぱり悪かった、と返しにきてもらうともっとうれしいです(笑)
そういえば、ナメクジ対策に、10円玉を埋めておくとよい、って言われて、以前埋めた10円玉もそのプランターに入っているかもしれないので、一緒に返ってこないかな・・・とか(笑)

花を持って行った方へ

その花は、さみしいあなたに差し上げます。

花が咲いている毎日が楽しい、と思ったら、今度は自分で苗を買いに行って、育ててみてください。

そのほうがずっと、花も人生も楽しめますから。

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