タブレットを使う80代
東京に出張してきました。
主な目的はタブレットのビジネスアプリの研修会でした。
教室では主に個人ユースで、日常生活で楽しめるアプリを講座でご案内していますが、今回のセミナーでは事業の中で役立つアプリの活用をいろいろ勉強させていただきました。
この件に関しては、また別記事で詳しくご紹介させていただきたいと思います。
また、セミナーの後は、お仲間の教室がどのように取り組まれているのか、タブレットのことも含めて、それぞれの教室の素晴らしい点をお伺いすることもできました。時間があまりなかったので、まだまだ話したりない点も多々ありつつも、大変有意義なセミナーだったと思います。
セミナーの後、数日間、実は教室は5週ある曜日のためにお休みだったので、私は東京に少し残って、学生時代の友人に会ったり、親や兄弟に会うなど、少し個人的なことに時間を使わせていただきました。
こちらは、幼稚園からの幼馴染と一緒に行った上野公園です。両方とも、ケロコのスクール日記にも紹介されていますが、私の会心の一枚なので、こちらにも(笑)
ところで、せっかくのチャンスだったので、80代の母に、タブレットを1台置いて帰ってきました。
日頃、ラジオの使い方がわからない、家の中のあちこちで聞きたいのに持ち歩くのが重たい、とか、音楽が聴きたいけど、CDも使い方がよくわからない、などとこぼしていましたので、何とかしてあげたいな、と思っていたのです。
radikoとか、「らじるらじる」のアプリを入れて、わかりやすいように配置して、あとは、最近文字が小さい本が読めないとのことだったので、青空文庫のアプリを入れて、文字を見やすい大きさに設定しました。
ホームページも、ときどき、チェックしたいページだけはすぐに表示されるようにしておきました。
これで、少しタブレットを使ってみよう、と思ってくれたらいいかな、と思います。
少なくとも、渡した当初は、指でさわるだけで立ち上がり、操作が簡単なタブレットにごきげんな様子でしたので、今日も、明日も、怖がらずに触ってくれたら、きっと大丈夫だと思います。
母が聴きたがっている音楽があるのですが、DropBoxに、こちらから音楽ファイルを入れてあげたら母のタブレットで聴けるようにもしておきました。
70代のころに初めてパソコンを触った母ですが、80代で初めて携帯電話、そしていよいよタブレットの世界に突入です(笑)
タブレットの設定にあたっていくつかのアカウントを作成しましたが、そのうちの一つを母がすぐに思い出せる数字の羅列にしてあげようと思い、「ソラで言える日付っていつ?」と尋ねると、とある日付を元号からすらすら~っと口にしました。
「それって、なんの日?」と尋ねると、なんと、結婚記念日でした。
父が亡くなってもう18年も経ちますが、なんだかちょっとほろっとさせられました。