サンタクロースはいますか
どうやら、サンタクロースは北欧(フィンランド)を出発したとのことです。(NHK)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111223/t10014860641000.html
天気予報では、雪も降るとのこと。文字通りのホワイトクリスマスになりそうですね。
そういえば、私はサンタクロースさんからお手紙をもらったことがあります。
小学校にあがる少し前、だったでしょうか。やっと、ひらがなやカタカナが読めるようになった頃のことです。
クリスマスの朝、起きてみると、枕元にはプレゼントではなく、一通の手紙が置いてありました。
手紙は、縦書きの便せんに、ひらがなでこんなことが書いてありました。
「プレゼントがおくれてごめんなさい。いま、ちかくまできていますので、もうすぐいきますからまっててくださいね」
その日、1日中、私はその手紙を4つに折りたたんで、ポケットに入れて持ち歩き、会う人ごとに、「サンタさんからお手紙もらったよ」と見せて歩きました。
そして、「サンタさんは、お隣のおうちあたりで、プレゼントがなくなっちゃったのかな」、とか、「私の枕元まできて、何も置いて帰らなかったら、私がきっとがっかりするから、と手紙を置いてくれたのかな」と想像していました。
空っぽになってしまった大きな袋だけを持って、抜き足差し足で、私の枕元に手紙を置いて帰るサンタさんの様子を想像しては、なんだか気の毒な気持ちになったものです。なんで、プレゼントの数を間違えたのかしら?とかね(笑)
結局、2日くらい遅れて、枕元にプレゼントが届きました。
でも、実は、何をもらったのかよく覚えていません。ただ、そのときにサンタさんから届いた手紙だけは、何度も開いて読んではまた折りたたみ、すりきれてぼろぼろになるまで、しばらく大事にしていました。
時代は変わっても、きっと、子供たちが求めているものは同じ。
子供たちが本当に求めているのは、豪華なプレゼントなんかではなく、人間の目には見えないけれど、この世には妖精やサンタクロースがいて、子供たちを見守ってくれていて、その夢をもしかしたら支えてくれているんじゃないかな、って信じさせてくれる世界。
この世界には、たくさんの夢や希望や、不思議があって、わくわくすることがいっぱいあるんだよ、って言い続けられる、そんな大人でいたいものですね。
やさしさや、いたわり、夢、希望、愛とか、友情、そんな目に見えない、形のないものを信じられる世の中であればあるほど、人は、豊かで、幸せを感じて生きられる気がします。
以下にご紹介するURLは、8歳のヴァージニアという女の子の「サンタクロースはいるんですか?」という、ある新聞社への質問に、返事として書かれた社説です。その後毎年、クリスマスの朝にはこの社説を掲載していたのだそうです。
今でも、毎年、この季節になるたびに、話題になる有名な社説ですね。
http://www.alz.jp/221b/aozora/there_is_a_santa_claus.html(「青空文庫」)
何度読んでも、素晴らしい、名回答です。
ところで、トップの画像は、iPadのアプリで飾り付けたクリスマスツリーです。
こうして飾って、BGMを付けたり、画像にしてメールで友達に送ったりできる無料のアプリがあったのでちょっと遊んでみました。(「パソコンのある風景」ですので、かろうじてパソコン関連の話題、ということで)
それでは皆さん、どうぞ素敵なクリスマスをお過ごしください。