こうしんじゅくは、庚申塾ではなくて、「庚壬塾」です。
当スクールの名前は、正式には「庚壬塾(こうしんじゅく)」ですが、アクセス解析を見ていると、「庚申塾」で検索されている方が意外と多いのです。それでも、たどり着いてくださるのでありがたいことですね。
そもそも、「庚壬塾」は、本当は、漢字の辞書を見ても「こうしんじゅく」とは読めません。
読むとしたら「こうじんじゅく」になると思います。
この会社名の意味を尋ねられることは今までも幾度となくあって、その都度、口頭でなんとなくご説明してきたのですが、ここでもう一度、詳しくご紹介しておきたいと思います。
『庚』の文字には“継続・改変・更新”の3つの意味があります。
もともと、この字は、語源をたどると"両手で杵を持って臼を突く”という象形文字になります。
昔、お米を臼に入れて脱穀していたことから、同じように康や糠の字も生まれました。
ひと粒のお米を作るためには、田植え、稲刈り、脱穀、精白といったいくつもの過程と長い時間を “継続”させ、稲を刈り取った後は、また次の成長のために、新しい種をまき、次の収穫の準備をします。
去年よりもっと多くの収穫があるように、今までのやり方を"改変"し、"更新"する必要があります。
また、「壬」(じん)という字には、水という意味があります。水が、山や谷を乗り越えてやがて大きな河となり、海へながれて行くように、事業が末広がりで、あらゆる艱難辛苦を乗り越えて少しずつ大きな流れになっていくように、という願いが込められています。
しかし、水は、濁ってはいけません。そういう意味で、本来は「じん」と読むのが正解ですが、会社の名前として「しん」と読み方を振ることにしました。
また、庚の字から生まれた「康」の字の意味も重ね合わせ、教室に通われる皆様、会社に関わって下さった皆様がいつまでも健康で、繁栄されるように、という願いを社名にこめてあります。