母の日
先日のニュースでは、母の日のプレゼントは「日傘」が人気、と言っていました。
帽子、お財布、ハンカチ、扇子、日傘、バッグ、などなど、考えつくものはたいてい今までに送ったことがあります。あと、定番のお花も。
今年は、携帯電話をプレゼントしました。
私たち兄弟(子供たち)や、親戚、孫たちの電話番号もメモリに登録して送りました。
この頃は、登録した番号には24時間通話無料、というサービスもわずかな金額で付加できるので本当にありがたいです。これで、私も料金を気にせずに、いつでもかけることができます。
82歳になる母は、果たしてメールやカメラの機能を使うかなぁ、と心配でしたが、それらも一応使えるようにして送りました。
昨日届いたそうで、電話してみると、「今、解説本を一生懸命読んでいた」とか、同じ家にいるのに、兄の電話にかけてみたりして、いろいろ楽しんで試していたようです。
カメラも使えるよ、と話すと、「散歩の途中にいろんな花が咲いているので、そういうの、撮れるかしらね」と、なんだかうれしそうです。
パソコンからこの頃遠ざかっていたようで、あまりこうしたデジタル機器には関心がないとばかり思っていましたが、はじめて手にした携帯電話に、なんだかいそいそ、よろこんでいる様子がうかがえて、もっと早く、送ってあげればよかったと思いました。
アメリカで、100歳以上の高齢者100人を対象に行った調査では、多くの方が、ipodや携帯電話のメールなどを使っておられ、こういったデジタル機器を使って音楽を聴いたりすることを日常的に楽しんだりと、社会的に活発に、新しい文化とのつながりを持つことがどうやら長寿の秘訣らしい、という分析がされていました。
「この頃、パッチワークを始めたのよ」と電話の向こうで元気に話す母の声が少し若返ったようでした。
ぜひ、うちに通ってくださっている、シニアのお客様たちのように、デジタル機器を楽しんで使って、長生きしてほしいものです。