右揃え、中央揃えができない
このような仕事をしていると、お客様に、いろいろなご質問をいただくことがあります。
先日のお電話でいただいたご質問。
この方はすでにワードの中級レベルまで終了しておられ、ご自分で地域の役員の資料などを作成しておられます。
さて、ご相談の内容ですが、ワードで表を作成したのだが、セルの中の文字が中央揃えや右揃えにできない、とのこと。
表のセルの中でそのような現象が起こる場合は、不要なインデントがかかっている場合が多いので、今回もそれを疑ったのですが、ルーラーのインデントの位置を確認していただくとどうやらそれも違うようす。
最終的には実際にファイルを持ってきていただきました。
ファイルを開くと、書式設定ツールバーの中央揃えや、右寄せボタンがグレーアウトしているのです。
お電話で、「右揃えができないんです」とおっしゃったので、てっきり押しても文字が右に動かない、ということで、インデントの件かと思っていたのですが、これだと「ボタンが押せなくなっている」ということですね。
想像のつくかたはおられますか?
実は、ページ設定のミスでした。ご本人は自覚しておられないようでしたが、何かのミスで、文字数と行数の設定を、「原稿用紙の設定」にしておられたのです。
ページ設定で、その設定にしておくと、文字の段落の配置は自由に変更できなくなります。原稿用紙のように、上から(左から)1マスずつ埋めていくように入力しないといけないわけですね。文字を先頭の位置から移動するときには、スペースキーが必要です。
私どもの仕事は、お客様からのこのようなご質問によって、日々、成長させていただいているののだなぁ、とつくづく実感します。
いつも、即座にお答できるご質問ばかりではないですが、なんとか答えをみつけようと、あれこれ調べて、知らなかったことを発見することも、また、楽しみの一つでもあります。