オリンピック閉幕
ご無沙汰してます。
なんと、前回の投稿は桜の咲くころでしたね。
開幕前からいろいろ話題の多かったオリンピックも、いよいよ閉幕の日がやってきました。
スポーツには日頃ほとんど縁がない私でも、夏の高校野球や、このようなオリンピックで、活躍する選手たちの姿をテレビで見るのは好きです。
今回のオリンピックも、谷亮子選手の柔道からはじまって、日本の選手が、どんな戦い方をするだろう、と毎日、期待しながら見る一方で、私はいつも、試合が終わってからの選手たちのひとことや、実況しているアナウンサーが紹介してくれる、エピソードをとても楽しみにしていました。
オリンピックでは、いつもたくさんの名言が生まれます。
さすが、頂点を極めた人の言葉には味わいがあるなぁ、と感動します。
ネットで、オリンピックの情報を何気なくみていたら、こんなページを見つけました。
メダルを取った選手に共通しているのは、「みなさんのおかげです」と周囲の人への感謝の言葉を真っ先に述べる謙虚さ。
そして、あの晴れやかな場での勝利を手にするまでには、みんな、一度は深い挫折を味わい、もう立ち直れないかも、と思えるほどの、どん底から、立ち上がってきた、というエピソードも、共通しています。
自分も同じ人間なんだから、頑張らなくちゃ、って思います。
そして、最後の最後まであきらめないこと、とか、自分自身に打ち勝たねば、本当の勝利はないこと、とか、いろいろ、教えてもらったことがたくさんありました。
ところで、今回のオリンピック、もうひとつ私には思い入れがありました。
前職、学校に勤務していたことは以前のブログでお話していますが、実は、3年間ほどお世話になった学校に、今回の、ソフトボール金メダルの立役者、上野由岐子投手が在籍していました。直接、担当していたクラスではないので、ほとんど会話を交わしたことはないに等しいですが。
当時から将来が期待されるアスリートであることは有名でしたので、校内でも、目立つ生徒の一人ではありました。
今回のオリンピックで、3位決定戦、決勝と、2日間で3試合、413球、という、熱投をテレビで見ながら、ハラハラする、というより、その魂のこもったような一球、一球が、力強くて頼もしくて、とても負けるようには思えませんでした。
勝利のあと、いろいろなテレビ局で取材を受けている彼女も、たくさん目にしました。
日焼けした顔で、白い歯を見せて笑う、あのさわやかな笑顔は、私の記憶にある、高校時代の彼女のままです。
でも、いまや、日本の、いや、世界のナンバー1、最速、最強ピッチャー、英雄です。
彼女はどんな名言を残したでしょうか。
「最後は気持ちが強い人間が勝ちを取ることができるんだなって、つくづく実感しました」
ほんとうに、私は彼女が学生だったころに、教える立場であったはずなのに、こうして、今も、教えられ続けています。
以前、金メダルをとった、ある選手が、「メダルをとったら変わったこと」の一つに、「知り合いが増えました」と答えていました。
だれでも、少しでも関わったことのある人が快挙を成し遂げると、うれしくて、ほんの少しでもそういう人と関わったことがあることを誇らしく思うからだと思います。
私も、その一人かも(笑)
言葉を交わしたことがなくても、同じ時間と場所を、ほんの一時期、共有していたことを、私も誇りに思います。
そして、この感動を与えてもらったことに、心から感謝します。
上野さん、ありがとう!