パソコンのある風景|パソコンスクール庚壬塾(こうしんじゅく)

筑紫野市、小郡市のパソコンスクール庚壬塾(こうしんじゅく)塾長のブログ

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 筑紫野市商工会のパソコン講習会で、講師を担当しました。何か企画を出してください、とのことでしたので、当スクールがいつも提唱している、「筑紫野市民 総タッチタイピング化」の一環として、こちらでもタッチタイピング講座を企画しました。
 実を言うと、それほどこの講座を希望された方は多くありませんでした。いかにもおもしろくなさそうに思えますしね(苦笑)
 ところが、3日間の講習が終了し、新たにエクセルの講習の初日となる昨日、商工会の担当の方にお電話をいただき、お礼を言われたのです。


 というのは、キーボード講習会が、大変好評で、講座に出られた方々が、その後に開講が予定されていたパソコン初級講座などを受講してみよう、と思ってくださったらしく、結果的に各講座で受講者が増加した、とのこと。
 スクールを開講した当初から、「タッチタイピング」を習得の要において、レッスンを行ってきました。コンピュータと仲良くなるには、絶対に、キーボードを制覇するのが一番の近道だ、と思っていたからです。ですから、受講生の方には、より簡単に、楽に、タッチタイピングを習得していただくために、独自の工夫も凝らしてきました。
 「A,S,D,F」と、キーボードに書かれているローマ字の意味のなさそうな配置をまず覚えなければならない、と思い込んでおられる方の考え方を覆すのは少し時間を要しますが、一度、タイピングのコツを覚えてしまえば、「な~んだ、こうなってるんだ」と、以後は積極的に練習に励んでくださいます。
 今回の講座でもそうでしたが、スクール内においても、タッチタイピングを練習される方で、特に中高年の方々が、こちらが心配になるくらい、根をつめて練習をしてくださる風景がよく見られます。
 傍からみると、あれほど努力しないとできないんだ、と見えるのかもしれません。実際に努力してくださっているのは間違いないのですが、だれでも、手の届きそうにないことに向かっては、長時間、一生懸命取り組むことは難しいものです。根をつめてやってくださるのは、「あと少しでマスターできそうだ」という実感があるからだと思うのです。
 タッチタイピングなど、最初から無理に覚えなくてもよい、という考え方のスクールもあります。でも、初回にほんの少し、レクチャーをするだけで、キーの配置の意味がわかり、指の動かし方がわかるなら、取り組んでみる価値はある、と私は確信しています。ただ、教え方には当然ですが、工夫は必要です。将来プログラマを目指すような若者への教え方と、日本語を入力することが圧倒的に多い中高年の方々への教え方が同じ、というわけにはいきませんから。
 でも、教える側が、資格を目指す若者ばかりでなく、高齢であっても、ローマ字を知らない小学生であっても、例外なく、タッチタイピングは必ず習得できる、というイメージを抱くことが何より重要なポイントです。
 今回の講座のように、タッチタイピング講習がきっかけとなり、パソコンをもっと勉強してみよう、という積極的なチャレンジ精神を呼び起こすことができたのだとしたら、やっぱり、パソコンの世界への入り口に、「タッチタイピング」を置く、という当スクールの考え方は決して間違っていなかった、ということです。
 それがわかっただけでも、とても大きな意義を感じることができた講習会になりました。
 
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現在はキーボード講習会は終了し、エクセルの実用講座を担当中です。エクセルを受講中の皆さんです。

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