であった頃のように
パソコンを長く使っていると、いつの間にか、動きが鈍くなって、立ち上がるまでの時間が長くなったりすることがよくあります。これは、どうしてなのでしょう?
たとえば、買ったばかりのパソコンを、新入社員にたとえてみます。
まっさらの新人君は、最初、上司も大切にしてくれるし、何より、新しい机はすっきり片付いているし、で、とにかくヤル気がみなぎっていて、与えられた仕事をさっさと片付けていきます。
ところが、1年、2年たつと、上司の方も、そうそう毎日かわいがっていられません。忙しくしている時に次から次へ仕事を言いつけたりする。いろんなものを新人君の机の上に置きっぱなしにしたりも。で、本当に必要な資料はいつの間にか、アッチやコッチへバラバラに。新人君の机の上も、机の中も、頭の中も、ごちゃごちゃです。これでは仕事をてきぱきこなせるはずもありませんね。
「ん~?また仕事ぉ?今休んでるのにぃ~。」ノロノロ…待ってる上司はイライラ。「ったく、何やってんだ!さっさとやってくれ!」と怒ります。「出会った頃は、できるヤツだったのになぁ~」と嘆いたりもします。
ここまでくると、なんとかしなくちゃいけません。新人君の、机や書類を片付けて、頭をすっきりさせてもらわなくちゃ。そしたらまた、出会った頃のような新鮮な関係に戻ってお互いに張り切って仕事ができるというものです。
仕事のできる人は机も片付いているもの。新人君は、時々、自分で机の整理整頓をしなくちゃいけません。
でも、パソコンの中の整理整頓は、持ち主の役目です。
デスクトップ(机の上)にある使わなくなったアイコンや、ファイルを整理したりするだけでも、立ち上がるスピードはかなり変わってきます。アクセサリの中の「デフラグ」というツールも、役に立ちます。
それでもだめなときは、購入した時についていた、「リカバリー」というCDを使えば、はじめてパソコンに出会ったときの状態に、戻すことができます。つまり、バリバリに張り切っていた頃の新人君にまた会えるというわけです。この年末は、教室のパソコンも、すべて「リカバリー」します。新年には、また、出会った頃のような新鮮な気持ちに戻ってパソコンとお付き合いができることでしょう。
だれですか?うちの奥さんもリカバリーできないかな、なんて言ってるのは・・・。