パソコンのある風景|パソコンスクール庚壬塾(こうしんじゅく)

筑紫野市、小郡市のパソコンスクール庚壬塾(こうしんじゅく)塾長のブログ

日記・コラム・つぶやき

年賀メール

もう季節外れになりましたが、年賀状の話題です。例年、年末になると、大わらわであわてて準備しています。31日ぎりぎりに出したり、1日になってから出したり・・・。今年は、いつもよりちょっと早めに1日に届くように出すことができました。
 昨今は、メールでご挨拶をいただくことも多くなりました。インターネットで無料でグリーティングカードを配信してくれるサービスもあるのです。かわいらしい絵が動いてメッセージを伝えてくれたり、BGMが流れていたりと、楽しいカードです。まさにパソコンならではのご挨拶です。
 
 誕生日に、ふっと届いたメールをクリックすると、BGMに「ハッピーバースディ」。そんなカードをネットで探して、たくさんの中から選んで私に送ってくださった、その気持ちがうれしくて、心があたたかくなります。デジタルななかに、どこか、人間らしいぬくもりを感じるサービスです。携帯電話からも同様のサービスがあるようです。
 メールが全盛の時代。何もかもメールで済ませることに批判的な意見もありますが、日常のちょっとした味付けだ、と思ってメールを使うと、けっこう楽しく使えるものです。
 以前やっていた車のCMで、詳細は忘れてしまいましたが、メールでおばあちゃんにハッピーバースディを伝える場面で、子供が「じゃあもうわざわざ会わずにすむようになるの?」とたずねると、ママが、「そうはいかないところが、人間の素敵なところ」と答えるのがありました。
 なんだか胸にくるものがあったCMなのでとても印象に残っています。
 誰かれかまわず機械的に出し続けられる迷惑メールには不快感を禁じえませんが、自分のために、時間と手間をつかって書いてくれた、あるいはカードを選んでくれた、デジタルなメールからでもそんな人間のぬくもりを感じることはできます。
 だけど、先のCMのとおり、メールの文字のやりとりだけでは、我慢できなくなるところが人間のいいところ。
 
 以前、お話した、私にメールを下さった同業者の方とも実際にお会いしました。やはり最終的にはお会いしてその人の生身の姿を拝見したくなる、というのが人情というものですよね。そういうことを面倒くさい、と感じるようになったときには、私はパソコンから離れようと思います。
 
 それは、人間らしさを失いかけている、危険信号だと思うからです。

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